DHA・EPAとノコギリヤシは効果が似ている?
最近では、健康に関心を持つという人がかなり増えているのでテレビや雑誌などでも健康に関する知識や情報が多くでています。
そして、DHAやEPAなどの健康によい栄養素の重要性についてもその効果や内容がみなに知られるようになっています。
さて、DHA・EPAに血液サラサラ効果がありますが、ノコギリヤシにもそういった効果があるのでしょうか?
ノコギリヤシは加齢にともなう前立腺肥大症や頻尿、排尿困難などに効能がある植物なので血液をサラサラにするということはありません。
ノコギリヤシの過剰摂取による副作用としては、胃の不快感や、便秘、頻尿、低血圧、性欲の減退などが報告されています。
ノコギリヤシを過剰施主することで血圧に影響があるといえるでしょう。ただし正確に言いますと、過剰摂取は副作用ということではありません。
よく考えてみてください。どんなに安全といわれている栄養素や薬品、食品でも過剰に摂取すると悪い影響が出ることは当然の事ですよね。
ノコギリヤシの効能
ノコギリヤシに含まれる脂肪酸が、前立腺肥大症の原因となるジヒドロテストステロンの生成や働きを抑制します。
また、抗アンドロゲン作用やエストロゲン作用もあるので、ホルモン剤との併用、抗血液凝固剤や抗血小板薬との併用なども厳禁です。
抗血小板薬とはバイアスピリン、バファリン、プラビックス、パナルジン、プレタール、EPA、エパデール、ソルミランなどです。EPAも出血傾向を高めることがあるのでそういった意味では、EPAとノコギリヤシが似ている点ではあります。
ノコギリヤシの利尿作用
ノコギリヤシには加齢によって悩まされる人が増える前立腺肥大症に効果があるとされています。前立腺肥大症なので、男性のみなのですが、ヨーロッパでは前立腺肥大の治療薬として認可承認されている国もあり、ハーブサプリメントや医療現場で使用されています。
ノコギリヤシと育毛
ノコギリヤシは以前から頻尿の改善にいいと知られているのでAGAにもいいと認識されています。前立腺肥大症とは、前立腺にDHTが蓄積することで組織そのものが大きくなって排尿困難という症状が現れる病気です。
DHTはジヒドロテストステロンといって男性型脱毛症の主原因でもある物質です。
脱毛や薄毛は、男性ホルモンのジビドロテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結びついて増えます。そして過剰な皮脂を分泌させ毛根の育成を阻害してしまうために起こります。
この脱毛酵素”5αリダクターゼの働きを抑制する作用がノコギリヤシにはあるために、絶対量を減らす効能があります。そのため、抜け毛の進行を防げる可能性があります。